2013/07/30

紫藤廬茶館@台北 ~台湾お茶巡り第3弾~

 日本式の古い家屋と台湾茶文化の融合



池には錦鯉、玄関先には藤棚。
にぎやかな台北の街角に緑が青々と茂っている日本風の古い家。
ここが台湾の文化人が訪れる紫藤廬だ。




中へ入ると綺麗に並べられた茶器が目に入る。
















レトロな洋風照明が大正時代の日本家屋を思わせる。







庭を眺めながらお茶も頂ける。

藤の花が満開の時は特等席だろう。




それぞれのコーナー作りが違っていて、室内を観賞するのも楽しい。




奥には明るい畳の部屋。
窓の枠や柱がモスグリーンで塗られていて、台湾風になっているのがお洒落。



日本人だからだろう、畳に座ると何故かほっこりして時間を忘れてしまう。


1煎目はお店の方が淹れてくれた。
お茶を淹れるお水もこだわりがあって、烏来のものだとか。


 阿里山烏龍
甘すぎないすがすがしいくちなしの花の香り。
ずっと嗅いでいたい、とても良い香り。
2煎目以降も香りは薄まらない。

深みがあって甘い飽きない味。

余韻が長く続く。

阿里山金萱
良い意味で期待を裏切られた。
焙煎がかなり効いてるのだ。
こんな金萱は初めて。

香ばしいミルク香が渋みとマッチして、金萱の甘さを引き締めている。

お菓子と合うだろうなと思い、メニューを開く。




台湾の伝統菓子のひとつ。

くるみとなつめがオブラートで包まれたもの。

香ばしいくるみがやはり焙煎の強い金萱に合う!







ここは静かにお茶を味わえる場所。

お茶も、もちろん美味しいが、花、絵、掛軸、芸術品がレトロな雰囲気に合うように飾られていてアートを愉しむのにも良い場所だなあ。

日本の古い建物が台湾風に改築されていて、日本と台湾の文化や歴史について考えさせられた。










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