世界のお茶文化に触れつつ静岡の新茶を飲み比べられるお祭り
今回、新茶の時期に行われた「春の祭典」は初の試みだそうです。
メイン会場は富士山静岡空港と島田市お茶の郷博物館でした。
さすが静岡、博物館のみならず空港もお茶畑に囲まれています。
その他、茶殻を利用した製品、お茶を蒸す時に発生する蒸気から作られたた緑茶ジェル、お茶のお菓子なども売ってました。
静岡の空港ならでは♪
新茶の美味しい淹れ方や、1煎目と2煎目の色や味の違いなども教えてくれます。
同じ階では、パネルディスプレイで世界各国のお茶や茶器の紹介もありました。
日本茶に限らず色々なお茶やコーヒーの書籍もあり。
「世界大茶会」では紅茶、中国茶、韓国茶などのミニ茶会が随時行われていました。
私は「ミニ中国茶講習会」の最後のセミナーに参加し、少人数のおかげで凍頂烏龍と東方美人を参加費1,000円でガブ飲み!
講師は華泰茶荘の5代目店主の方で、45分間という短い間でしたが、中国茶を美味しく淹れるコツは「お湯を準備する時、強めの火で短時間で沸かす」などなど新しい事もたくさん学べました。
空港から徒歩距離にある石雲院で。
「新たな茶文化の創造と世界展開」と言うコンセプトで、静岡文化芸術大学 学長の熊倉功夫さん、アメリカのTea Magazineの編集者Pearl Dexterさん、銀座などで新しいかたちで日本茶を提供している、うおがし銘茶の土屋葉さんがプレゼンテーションされました。
Peal Dexterさん曰く、 2年前に起こった東北地震の後、アメリカへの日本茶輸出は減ったそうです。日本茶が安全だと言う認識をアメリカを含め世界に広めていくには、日本の茶農家さんや地元の自治体が、政府が行う検査以外の独自の放射能検査を実施し、その結果を海外の消費者に開示する事が風評被害に合わないためにも必要だと。
日本国内でも日本茶離れは見られ、どうやってもっと日本茶を飲んでもらうか、という課題も議論されました。うおがし銘茶さんはお店のインテリアやパッケージに凝ったり、バースタイルで日本茶を提供したり、お抹茶に洋菓子やお酒をペアリングさせたりと、新しい方法で日本茶を広めているようです。
やっぱり現代のライフスタイルや用途に合わせたお茶の提案も重要だなあと思いました。
チベット族の家ではしょっぱいバターミルクティーを飲みました。
各国それぞれの喫茶文化を再現した雰囲気の中で飲めるので楽しいです。
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